オリンピックが始まった
理事長 廣辻逸郎
男女サッカーの幸先よいスタートでロンドンオリンピックが始まった。7月末で11個メダルは取ってくれたが当分TVに釘付けになりそうだ。「オリンピックで重要な事は勝利することよりむしろ参加することであろう」とクーベルタンが言ったのは100年も昔のこと。今では金メダルを幾つ取るか、勝たねばならぬと選手にとって大変なストレスだ。数年前中国雲南省の麗江を観光した時その近く2千米を越す高地で日本の女子マラソン選手が練習していたと聞いて感心した覚えがある。一番オシャレや遊びたい盛りに、人里離れてただ終日・連日走って分秒単位の記録更新に励む彼女達の努力を思うとメダルの重みの凄さを実感する。どの選手にも言えることだけにせめて経済的負担が軽くて済むよう援助が必要で、公的援助はされているでしょうがスポンサーなしではとてもやっていけないでしょう。深夜の放送でも大多数の国民が熱狂応援するスポーツの選手達。選手生活が終わった後の人生幸せであって欲しい。
そもそもギリシャで民族間闘争が激しかったのでオリンピック期間中は休戦しようと始められたと聞きます。
戦争で進歩するのは兵器だけです。殺人器です。平和ならこそスポーツ・文化が進歩するのです。昭和20年戦争が終わって、空腹で直ぐには走れなかったけれど、本を読み、音楽を聞き、歌い踊り、演芸に拍手しました。人間らしさを求めたのです。文化は平和の象徴です。
橋下市長が活溌に話題を提供されていますが、文化施設や協会への補助金を削減すると報道されています。文楽を見て、人形遣いの顔が邪魔だという人に文楽を云々する資格はありません。どの芸も長い年月の集積です。関響も同じ。赤字だからこそ病院も学校も各種の公共施設の補助は必要なのです。守銭奴の町で無く、大塩平八郎や緒方洪庵を出した官僚に支配されない庶民の町大阪であって欲しい。
健康とは! 地球が汚れている
最近診療所の玄関や石垣の汚れがひどい。医院が不潔ではいけない。2階のベランダの汚れも気になる。30年も経ったら汚れて当然とは思ってみたが、黒っぽさも異様で、植木も置いてないのに苔が生えて来たような青さも一部出てきた。ブラシでこすっても簡単に落ちないので思い切って高圧洗浄機を購入した。使用法は特別難しくも無い。(近くの電器量販店はあまり売れないとかで置いてないが、同じ店のネット販売で同じ品がうんと安く売られていた。)
早速玄関入口を職員に洗浄してもらったところ、一目瞭然綺麗に汚れが取れる。汚れの取れたところとそうでないところが余りに明白なので取りこぼしも無い。石垣もきれいに御影石の文様が出て来た。
2階ベランダもすっかりきれいになって気持ちいのいいことこの上もない。洗浄している時少々苔むした汚水の異臭がした。排気ガスや黄砂その他諸々の汚れが私達の周りに立ち込め降って来て汚染されているのでしょう。自分の家の汚れが取れると周囲の汚れがとても目立って見える。
戦後急激な工業発展、車社会で昔の単なる土埃と違って有機性排出物質がすっぽりと地球を覆い蓄積しているのでしょう。地球が汚れている!自分達が地球を汚しているのだ!
日本は地球温暖化防止にCO2軽減を率先して世界に訴えているが、昨年の福島原発の事故で放射性物質の放出という原発の安全性が否定され改めて原子力発電を考え直された。現在では電気が止まれば私達の生活は片時も維持出来ません。空気も水も有って当たり前でなく、資源を大事に少しでも地球を綺麗にそれが健康に繋がることと反省しましょう。