陽春4月です
理事長 廣辻逸郎
花咲き蝶舞う陽春になりました。3日前後が満開と報じられています。志望校に見事合格した方や、新しい職場に入社した方は希望に胸一杯膨らませておられましょう。一方合格切符を取れなかった方も捲土重来を期して頑張って下さい。
国際的にも色んなニュースがありました。ロシアがクリミヤ半島を併合して欧米が反対しております。マレーシア航空が北京に向け233人を乗せて行方不明になっていまだに機体が出ておりません。国内ではあれだけ日本人を狂喜さした小保方さんの研究が学者としては最も恥ずべき論文の作成があったようで、もし事実なら汚点を残しましょう。
大阪発の『ごちそうさん』も終わりました。夫の悠太郎が最終日に満州から豚を連れて帰ってホッとしました。中学の甲子園大会開催もGHQをからませてめ以子のビーフ料理とアイスクリームでうまく納めました。戦後の大阪の闇市はテレビのような生易しいものではなかったですが明るく演出されてよかったです。
戦中戦後(昭和20年前後)飢じい思いを体験した私達世代は食べ物を粗末に扱うことにとても抵抗を覚えます。その点この物語は食べ物を物凄く大事にして糠床にまで愛情を注ぐことに共感しました。現在日本では世界中の食品が店頭に並んでいることが至極当り前になっております。有難い世の中です。
4月から消費税が8%になるので保存の利く食品や日常雑貨が買い占められたり、高価な品を3月中にと買われています。赤字国債の発行を減らすためにも税収を増やすことは避けられないでしょう。私も掛金以上長生きして年金を受け、先月は高額医療の治療を受けました。その分税金が使われています。無駄な国費は困りますが福祉やインフラ整備に必要な税金に協力しましょう。
健康とは! 食べるということ
今まで病気知らずでおりましたが、2月に病気が見付かって消化器の手術を受けました。経過は順調で元どおりの毎日を送っておりますが、ただ今まで食べることになんの抵抗もなく、好きなだけ好き嫌いもなく年中3食食べて当り前であったのにストップがかかりました。
この欄で色々と健康について記して来ましたが、普通に食事をすることを前提にしていました。消化器だけでなく、糖尿や腎臓疾患等でも食事に制限があります。自分が健康であったばかりに思慮が足りなかったことを反省しております。
改めて『食べるということ』を考えました。食べることは生きることの入口です。母体を離れて新生児は先ず母乳をまさぐります。長ずるにつれ離乳食から普通食に。半世紀前まで日本でも消化不良症で乳児の死亡率が高かったのですが現在では見られなくなりました。逆に小学生の糖尿病や大人の肥満症が問題になっております。アフリカやソマリヤ難民の子どもたちと何と違っていることでしょう。
食欲は人間の大きな本能の一つです。楽しみでもあります。TVでグルメめぐり番組のない日はありません。旅番組も食事が付きものです。私も旅行好きで当然現地の美味に遭遇することが楽しみでした。次々と運ばれてくる料理にどんなに箸を口にしたことでしょう。暫く旅行もお預けです。
食べられないのに却って46時中食べることが頭の隅から抜けずにいましたが、少しずつ薄れて来ました。会合や旅行に懇親会の食事は付き物です。気楽に参加できる日を楽しみに頑張ります。
健康であることのしるし。美味しく食事できること。どうか皆さん感謝して頂きましょう。