新年おめでとうございます
理事長 廣辻逸郎
皆様ご家族お揃いで新年をお迎えの事御祝い申します。お正月の風景も以前とは随分様変わりして、晴着姿も凧揚げも見られませんし、2日の福袋の売り出しがニュースになるだけの年初めの休日の感です。しかし新しい年になって今年こそ健康・強運・金運に恵まれますようにと誰もが願っていますし、そうあって欲しいものです。
さて私は年末から中国重慶に行って元旦を向うで迎えました。ご承知の通り、中国は旧暦で新年を祝いますから、一応街には迎春の幟も少しは見ますが、平日と何も変わりません。年末のカウントダウンを若者がするかと聞きましたがありません。ホテルの自室でNHKの紅白を見てああ大晦日だなと思うだけでした。
重慶は霧が有名で、それにスモッグも掛かっているのでしょう夜が明けても何時までも暗く、そして曇り空に、時々は小雨も降って、そんな毎日ですからお日さんの姿は一度も見ることが出来ませんでした。そのせいか市民に東西南北の方角を聞いても知りませんし、意識してないようでした。その上町中あちこち道路工事ででこぼこ。古い家を壊して高層建築の工事があって埃ぽさも一杯です。
重慶は坂道が多いので自転車は少ないのですが、単車が多く、それも2人乗り、3人乗りで、錯綜する車の間を走ります。車も割込み追い越しがざらでひやひやです。日本に帰って晴れ間と陽射しに、そして車の安全運転にほっとしました。今津線に乗ってもああ日本は街もきれいし、乗客の身なりも整って平和だなと感じました。
重慶の街の一端を見ただけで日本と中国を対比しては群盲象をなでるの謗りを免れませんが、安部首相の言う「美しい国日本」。内政外交色々の難問はありますが、思想・宗教なんの規制を受けることなく、一握りの権利者や金持ちに支配される事もなく過ごせる日本の現状をより良くすべく、皆で頑張りましょう。
健康とは! おせち料理
最近は自宅でおせち料理を用意する家庭が少なくなってきました。年末おばあちゃん、主婦、娘が台所でおせち作りに精を出して、その家の伝統の味を伝えて行く風習も無くなって来ました。子孫を増やすたつくりや数の子。まめになるよう黒豆。長生きを願って昆布巻その他、海の幸山の幸を重箱に詰めて、正月3ヶ日は台所に立たずにすむ様智恵を使ってきました。栄養のバランスもうまく整っていました。
京都は焼物の町でもあって重箱が漆塗りでなく、せともので作られて、保存が効く様にされていました。
前にも触れましたが、某司会者の昼の番組で、この食品はDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPAコエンザイルQ10が豊富だと言えば翌日のその売行きが違うと聞きました。ケルセチン・シアニジン等横文字を並べられると特別な食品に思いがちですが、鰯や玉葱・黒豆に含まれた成分を表示しただけのもので特別なものではありません。
サプリメントの広告に惑わされる事なく、先人の智恵を謙虚に学びましょう。
兵庫県アイバンクの現状
角膜移植とは?
1.角膜とは
角膜は眼球の一番前に位置して前方に湾曲している透明な膜です。直経12mm厚さ約0.5mm
前方からの光線は角膜・水晶体で屈折し、網膜で像を結んで視神経をとうし事物を認識する大事な組織です。
2.角膜移植とは
角膜がケガや病気などで濁ってしまうと光を通すことが出来なくなり、視力が低下します。この濁った角膜を、透明な角膜に入れ替える手術が角膜移植術です。
角膜移植は臓器移植の一種ですが、拒絶反応が比較的少なく成功率は90%以上と云われています。
臓器移植の一種ですが、他の臓器と異なって、年令制限がありません。どんなに高齢でも、近視・白内障や緑内障があっても、角膜が透明である限り献眼出来ます。
3.移植が必要とされる主な角膜の病気
(a)水疱性角膜炎
角膜内皮という角膜の一番内側の組織が傷害されて角膜が浮腫状で濁ってきた病気です。
(b)円錐角膜
主に思春期に発病する疾患で角膜が薄くなり前方に突出し、角膜がゆがむため不正乱視を生じ視力が低下します。眼鏡で視力を矯正する事が出来ず、コンタクトレンズが必要になりますが、高度になると角膜移植術が必要になります。
(c)角膜白斑
ヘルペスや梅毒などで角膜の深い部位までの病気の治癒したあと混濁を残した状態で移植術の対象になります。
以上簡単に角膜移植について記載しました。皆様の格別なご理解ご協力をお願いします。
尚 アイバンクホームぺ-ジは下記のとおりです。
http://www.hyogo-eyebank.or.jp