眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療社団法人 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m75

投稿日 2012年5月1日

5月だ さあ頑張ろう!

理事長 廣辻逸郎

寒さで少し遅れた桜の時季も終わって皐月5月初夏の風に鯉のぼりが泳いでいます。日本中の種類を集めた宝塚西谷長谷の大輪の見事な牡丹が今年も堪能させてくれましょう。深赤紫色の花弁に黄色の雄蕊を包んだ濃艶なものから淡いピンクの清純でいて魅力的なものと矢張り牡丹は花の女王です。
五月五日端午の節句には兜を飾って男児の成長を願いました。勇壮な侍大将のシンボルは男の見本だったのでしょう。しかし現代はたくましい男の子よりイケメンが囃される時代です。先日市内高校の定期検診に行きました。二十年程前は検診の椅子にドカッと腰掛けて注意しようものなら殴られそうなごんたもおりましたが今年は皆おとなしくて順序良く検診を受けていました。校長がもう少し覇気があって欲しいと言っておりました。平穏な生活環境が続いて体形も日常生活も次第に変化して当然でしょう。でも戦争がなくても日々生活するための戦が無くもありません。
四月末から四日間中国江南地区を観光して来ました。中国も3連休で観光地は大変な人出で、蘇州の龍園〈世界遺産の庭園〉に四十万人。寒山寺も繁華街のような雑到。名園の巨石に登ってカメラにポーズしたり話になりません。レストランで駄々をこねる幼児に携帯を渡してなだめる姿に驚きです。数年前に行ったことのある上海の中心街は高層ビルに囲まれ、360度の歩行路もあって、その変容は目を見張るばかりでした。70年代日本人が国内外に旅行し出したことが今中国で起こっているのでしょう。人口十三億の国力はまだまだ強くなりましょう。
日本人はもっともっと体力も学力も付けて頑張らなくては世界に取り残されそうです。
東北だけでなく日本中みんなもっと頑張りましょう!

健康とは! 雑草と言う名の草はない

ここ宝塚も住宅地になって道路は舗装されて段々と土が見られなくなってきました。でも石垣の隙間や庭に春になるのを待っていたかのように色々な野草が頭を出し、あかしろきいろ小さな花を咲かせます。雑草だと言って踏まれたり、摘まんで捨てられたりします。でもよく見て下さい。茎の太さ、形。丸いのも四角のもあります。細かい毛が生えているのもあります。葉の付き方も皆違います。花弁の数も4枚や5枚そして花弁にくさびのあるのもあります。お隣の病院の石垣や庭に踊子草・オランダミミ草・タンポポ・すずめのてっぽう等々可愛い名前が付いています。シソ科の踊子草は赤紫色の葉の下に袋状の小さな花が輪をなして本当に踊っているようです。3㎜位の小さなつめ草も5弁に囲まれためしべが見られます。皆夫々に自己主張をしています。
先日甲南大学の田中修先生の「ふしぎな植物」のラジオ放送を聞きました。とても興味深い話で、朝顔は前日暗くなってから10時間後に開花する。花によって開花の時間が違って、ひつじ草は羊の刻〈14時頃〉に咲く。おしろい花・女郎花はなの通り夕方から咲きます。花によって開花時刻が違うから本当の花時計が作れそうです。動物は動くのに植物は動けなくて不利ではないかと思うが、動物が動くのは食べ物を探すためと生殖の相手を探すためだが、植物はCO2を取って酸素を出す光合成があり昆虫が花粉を運んでくれて受精が出来て動かずに済む。人間は紫外線を避けるのに傘や服を使うが植物は抗酸化作用で花の色が濃くなってブルーベリーのようにアントシアニンが増えVCも豊富でそれを人間が食べている。その他為になるお話だった。田中教授の著書が中公新書から「ふしぎの植物学」「雑草のはなし」ほか出版されています。
昭和天皇が口にされたと聞く『雑草と言う草はない』という言葉は私は好きです。人生色んな災難苦労に遭遇します。華やかにもてはやされる花でなくてもひそかな美しさを秘めてたくましく生きていきましょう。