早や歳末を迎えました

理事長　廣辻逸郎

花屋さんの店頭にポインセチアが並び、年賀状は十一月早々に発売され、ジャンボ宝くじは億万長者が今年は倍増とはやしています。
Ⅹマスツリーの話題も華やかです。昔と違って正月とて普段と生活は少しも変わらず、正月休みと言うだけ、そして子どもがＸマスプレゼントとお年玉を楽しむ行事になりました。と言っても、大人も各年齢夫々心忙しく、財布の紐も緩みがちです。
先日御堂筋の銀杏並木を撮りに出掛けました。地下鉄本町を出て直ぐに北御堂があります。建物は木造から鉄筋に変わっていますが、本堂内部は教会とは違った静かな佇まいで、法要が行われていました。昔畳の大広間でお説法を兄と聞いた覚えがあります。因果応報の説教は中学生には素直に聞けなかったような淡い記憶があります。ともあれ銀杏はきれいに色づいて見事でした。南に向かって歩きました。難波神社では吟行の一団らしく、句帳手に樹齢四百年の楠に手を触れ、耳を直接触れて古木の命を確かめていました。心斎橋に近づくにつれ、ブランド店のショウウィンドウが並び、商品が鮮やかに展示されています。大きな一枚ガラスに秋の陽射しに映えた銀杏並木が映し出され、広い歩道の人達もオシャレで素敵でした。
赤字大国、就職氷河時代、中小企業の倒産激増等々暗いニュースばかり新聞紙面を賑わしているのを忘れさせてくれます。
「これは舶来やで」は昔話。「ワァ！国産や」と国産が尊重されるのは嬉しいことです。日本は３４０万の年収で９００万の生活をしている大赤字の倒産目前の国という経済学者がいるけれど、３４０万以外に１０００万の流動預金があるから大丈夫と言ってくれる学者はいないものでしょうか。
確かにロボットやＩＴ科学の進歩で人手が要らなくなり、特にブルーカラーの仕事は激減していますが、新しい時代に対応した生活・産業があります。ご一緒に新年を笑顔で迎えたいと願っております。

健康とは！　肥満と栄養について

普段運動もせず、些か下腹が出て、醜くなった私が栄養についてお話しすることに気恥ずかしさを覚えますが自戒の意を込めて記します。ご自身の数値を入れて計算して下さい。
標準体重　（最も病気に掛りにくいとされるＢＭＩ22を基準にしている）
身長（　　）㎝　×　身長（　　）㎝　×　２２　＝　　㎏
適正エネルギー
標準体重　　㎏　×　２５　～　３０ｋｃａｌ
肥満度（ＢＭI）＝　体重㎏　÷　身長m　÷　身長m

栄養の３大栄養素のカロリー値を次のように覚えました。
栄養はよい蛋白と臭くない脂肪分とを取ればよい。で
蛋白4.1　脂肪9.3　糖（炭水化物）4.1（ＣＡＬ/100ｇ）
最近は食品の包装紙に産地・賞味期限だけでなく、成分やカロリーまで記載されて至れり尽くせりですが、所詮健康の基本は摂取物が偏らず適量を摂り、適度の運動に尽きるでしょう。健康体は例えば水分が欠乏したり過剰な塩分を摂れば喉の渇きで水を要求しますし、油性食を摂りすぎると野菜を求めます。更に食物を良く消化吸収するには自律神経の円滑な働きが関与します。計算すると私は６㎏減量しなければなりません。年末年始にかけて減量どころか増えそうです。

BMI	判定
18.5未満	低体重
18.5～25.0	普通体重
25.0～30.0	肥満（1度）
30.0～35.0	肥満（2度）
35.0～40.0	肥満（3度）
40.0以上	肥満（4度）