眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療法人社団 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m135

投稿日 2017年5月1日

新緑の好季節です

理事長 廣辻逸郎

4月も後半になると、GWが話題になります。4月末に末広公園で開催された「緑と花のフェスティバル」に出かけると沢山の人出で賑わっていました。公園には八重咲きの大きな桜が満開で、宝塚の市花花水木も咲きだしていました。子ども達が滑り台など歓声を上げて遊んでいます。お母さんも小さなテントを張って赤ちゃんをあやしていました。遠出しなくても近場で上手に遊ぶ方法がありますね。
ただ宝塚は急激に住宅地として開発されたせいか、大きな公園が少ない気がします。現在の大阪城公園は元大阪造兵工廠で兵器製造工場跡地です、空襲ですっかり焼け野原になって戦災孤児が鉄屑をあさっていました。今では戦後植樹された樹が大きく育って見事な公園で市民の憩いの場になっています。東京は人口過密地ですが昔の大名屋敷跡が素敵な公園になっています。羨ましい限りです。 戦後日本住宅公団が各地で建設した公団住宅は、当初市民羨望の住宅でした。水洗便所にバス付。計算しつくされて一寸の無駄なく設計されていました。玄関は靴が脱げればいい。廊下は不要という思考。しかし無駄なようで廊下や濡れ縁が住まいを豊かにします。
趣味も教養もなくても生活出来ます。食器もアルミで充分です。服の仕立てにも遊びをつけて仕上げています。自動車のブレーキ・アクセル・ハンドルにも遊びがあることでスムーズな運転ができると聞きます。へそくりも少し持っていたいです。無駄のようでそうでないそのような生活を私は望んでいます。
4月末に北朝鮮の記念日にミサイルや核弾道ミサイルを飛ばすかもしれない。米国も原子力空母が巡洋艦を従えて朝鮮半島に近づいてきた。と一触即発の危機が騒がれましたが一応ことなく終わりました。まだ油断は出来ません。戦争は知らない方がいいのです。
好景気とは言えませんが、仕事や勉強が出来、休日にはスポーツや旅行が楽しめ家族揃って美味しい食卓が囲める。そのような日本であって欲しい。新緑の好季節です。外気を一杯吸い込みましょう。
皆様の健康とご自愛を祈ります。

健康とは! 心と気について

お料理は心を込めて 作ります。心を入れ替えて勉強します。よく聞く言葉です。さて心とは何でしょう。心はどこにあるのでしょう。普段気軽に心という言葉を使っているけれど改めて聞かれると答えに窮してしまう。さて心はどこにあるのでしょう?ポケットに入っているわけはない。子どもの頃は好きな女の子を見たら心臓がどきどきしたし、心臓というから心は心臓に入っている。いや脳かな?ラジオを聴いていると一口で答えられないのがいい解答だと。東大の野矢茂樹教授 哲学の先生のNHK深夜便での講座でのお話です。
胃腸の消化器系、心臓・血液・血管の循環器系。気管・肺の呼吸器系。脳・眼球・聴器の感覚神経系皮膚・骨格と、身体についてはマクロからミクロDNAまで精査できる時代で医師は一応学習しております。しかし哲学の講義は受けておりません。形のない心に関わる病気心療科を受け持って下さる医師の難しさは大変とお察しします。
気心という言葉があるからについて回っています。気も形はありませんが具象的なものと一緒に使われるので多少は理解しやすいです。
空気というと空気が無くては生きておれないから酸素2窒素8(ほかに多数の微粒子)の成分を考えますが、空気を読むという言葉があって社会人には肝要です。私達天気という宇宙の気象に毎日支配されています。天気が良いと気も晴れるが天気が悪いと気も沈む。人に逢っても電話をしてもまず元気ですかと日に何度も口にします。健康気分の良し悪しの元は気にあるようです。気力のあるなしは体のどこから指令されるのでしょう。気性のいい人悪い人、気質も同様。気楽はいいが気苦労に苦しむのも困る。気落ちすることがなければ有難い。気張る事も大事だが気を抜くこともなければ体がもちません。浮気は男女共に危険な遊びだが魅力があってやめられないのだろうか。それなりの覚悟がいります。家庭騒動だけでなく地位も名誉だけでなく社会から抹殺されます。悋気(りんき)という言葉は最近使われなくなりました。(ひとをねたみやきもちをやくこと)辛気くさい事はぼつぼつ止めにして今日も心新たに元気に過ごしましょう