眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療法人社団 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m99

投稿日 2014年5月1日

若者に期待する

理事長 廣辻逸郎

4月末に末廣公園で花とみどりのフェスティバルが開かれ市内各地区のだんじりも勢揃いすると聞いて出掛けた。好天に恵まれて家族連れの人出も多く、幾つかの出店には列が出来ていた。紅白の花水木も陽に照り、時季の草花も美しく地元の植木市もお客を集めていた。
1時過ぎ飾りも賑やかな13基のだんじりの練りが始まった。屋根の上に乗った若者は得意顔だが岸和田のような派手な動きは無い。ただ一組女性陣が地車を曳き、大声で掛声を掛けていた。リーダーは祭文字の大きな柿渋団扇を振っている。威勢のいい法被(はっぴ)に鉢巻きの女性群は好感が持てる。
だんじりの列が行った後、舞台では東北女川から来演の獅子舞が始まった。震災から立ち直ろうと必死の毎日でしょう。舞台で太鼓さばきの青年のリズムがよく会場に響いてくる。二匹の獅子の熱演に会場は拍手が続く。ほとばしる若者のエネルギーが伝わってくる。
少子高齢化なんともさびしい言葉だ。今度世界遺産に登録された新潟の富岡製糸工場はびっしり女工さんが必要であった。それに比べて現在は広い工場内に数人それも機械でなく計器を監視するだけ。昔のように人力を必要としなくなったのだ。駅も駅長さん一人で賄っている。前は出札・改札に何人常勤していたことか。戦争さえなければ現在の自衛隊陸海空それに幕僚部を入れて約25万で十分だ。平和であって欲しい。若い世代の体力気力の低下を憂える声もあるが時代に即応した知識・技能を備えた若者が一杯存在する。今から50年程前国民の所得を倍増すると政策を掲げた首相がいた。夢物語のように新聞論調も国民も思っていたが2倍どころか所得が増えてどの家庭にもTV・洗濯機・冷蔵庫さては自動車も持てるようになった。アベノミクスでデフレ脱却どころか、若い世代の新鮮な頭脳と発想で所得倍増してもらえないだろうか。一人で老人3~4人分の年金代背負ってくれる若者。老人の勝手な期待を叶えてくれないだろうか。

健康とは! ラジオ体操

夜明けが日毎早くなった。東側の窓から朝日が入って眼が覚める。6時30分になるとラジオが起きろ起きろと呼んでいる。

朝だ朝が来た希望の朝だ / 喜びに胸を開き大空仰ぐ/
ラジオの声に健やかな胸を / その香る風に開けばそれ一二三

ラジオ体操の歴史をひもとくと昭和の初めに最初は保険会社が宣伝に考え出したのを放送局が提携し、更に文部省が国民の体力増強健康のために指導して全国ラジオで放送されるようになった。丁度私達世代と共に定着して来ている。満州事変・支那事変と戦争の足音が近づいて国をあげて国民に体操を指導してきた感じだ。学校は勿論、町内会でも広場や道端でラジオ体操が行われた。夏休みも決まった場所で行われた。出席カードにハンコを貰って最終日には褒美を貰うのが楽しみだった。(現在も夏休みの体操会はあるがせいぜい2週間程度のようだ。)
第一第二体操合わせて10分体を動かすことでどれほどの効果があるのか分からないが定刻・年中無休で続けることに効果があるのでしょう。ジョギングやウォーキングして公園でのラジオ体操に参加し、友達を作ったり会話を交わすことを楽しみにしたりコミニケーションの場にもなっている。私は部屋で長尾山を見ながら手足を動かしている。第2体操前首を動かしている時阪急の上りが駅に入ってくる。何時も駅に向って走っている学生や、略同時刻に決まった自動車や単車が走り、犬の散歩の婦人を見かける。電車が定刻に運転され、同時刻に通勤通学散歩出来て今日も平穏な一日が始まる。ラジオ体操を毎日続けよう。