眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療法人社団 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m107

投稿日 2015年1月5日

羊年が来ました

理事長 廣辻逸郎

今年の年末は大忙し

左上の写真は昨年六甲山牧場での一枚です。広い牧草地に牛や羊たちが放牧されていると予想していたのとは違っていましたが羊が自由に歩いていて子供達こわごわ手で触れていました。母羊に寄り添う子羊と羊に話しかけているような女の子にシャッターを切りました。「オッパイあげた?」と聞いているのでしょうか。羊は何かなごみ、やさしさの心を伝えてくれるように思います。
今年こそ地球上から戦争という愚行が消えてほしいものです。日本の国土内では70年直接戦争を知らずにすんでいます。平和ボケと言われてもいい、戦争は知らない方がいい、ゲートルを巻いて軍事教練をし、女性もモンペをはいて竹槍訓練をするより音楽やファッションに興味を持つ方がなんぼかよい。昨年はLEDの発明で3人のノーベル物理学賞を出し世界中の賞賛を浴びました。ips細胞といい、平和ゆえに学者は自由に研究が出来ています。そして小学生も含んだ少年少女が踊りの入った縄跳びにて世界一を取り、アイススケート・テニス・体操・音楽界等若者が活躍して私達を喜ばしてくれています。
若者がスマホばかり見てと軽蔑の目で見ていましたがデジタルの時代になっていることを私も自覚しなければと反省しきりです。
脳細胞が固くなった私達世代は難しいですが、若い人達の新鮮な発想力で次々と奇想天外な創造をしてくれることを期待します。行先を指示す
ますが本当の戦争の恐ろしさを体験した日本人は年々少なくなって口先だけの平和の声を危惧します。直接戦地に行たが現在はそれが当り前に慣らされています。地球上今も宗教や人種の違いで殺しあう愚かさをなぜ止めないのでしょう。
昨年は御嶽山の火山噴火、広島の豪雨災害で多数の遭難者を出し地震も多発して油断できません。富士山も何時噴火してもおかしくないと報道されると恐ろしくなりますが自然災害だけにどうしようもありませんにどうか穏やると最短距離を音声指示して目的地に着けることが当たり前の時代。居ながらにして欲しいものが手に入り支払いも間違いなく済ませます。無数の飛び交う電波が衝突しないのが不思議です。
明治維新で鎖国時代が終わった以上に思いもよらない時代にはいっていますが現在の戦争を知らない時代だけは続いて平穏であってほしいと願います。

健康とは! 目力(めぢから)

以前は眼力という言葉がありましたが、最近は目力(めぢから)と言う言葉がよく目につきます。そもそも
見えるという言葉の中には、遠くや近くが見えるだけでなく、色がある、明るいくらいが分かる、上下左右の視野が分かる、両眼で立体感がある。そしてこれらの働きは眼球だけの働きによるのでなく、体全体脳をはじめ全身の組織器官の働きと連動しております。神経の中には感情によって働きの違う自律神経もありますから、病気でなくても感情によっても目力は変わってきます。近眼が強くて遠方がよく見えない人が眼鏡もコンタクトも使わずに撮った顔と、よく見える状態で撮った写真の表情を見比べたら一目瞭然です。病気で視力・視野が悪い方も目力が弱いです。年齢に関係なく、仕事が順調で生活も充実し順調な時は目が光っています。
最近お化粧で目力を表現しようと色々と工夫され實際に行われています。コンタクトレンズの周辺をカラーにしてぱっちりと見せようとしています。
おしゃれな人はおしゃれになるように、美しい人は美しくなるように時間とお金を使っています、賢い人は賢くなるように勉強し努力しています。怠け者はそのように怠けています。ただし病気になる人は病気になるような不摂生な生活の結果であることもありますが、十分健康管理に注意し努力していても発病することがあります。ご先祖の祟り、前世の報い、あるいは家の方角が悪い等々は医学の進歩で少しずつ解明されてきましたがまだ分からないことが沢山あります。医学も肉眼で診る時代から顕微鏡、分子、遺伝子,核と研究され診断治療も進歩しております。再生医療も次々と開発されましょう。
認知症を疑われていたお年寄りが白内障手術ですっかり元気になった方があります。体のどこが悪くても不自由しますが見ることは生きる上で格別重要です。目力を強くしましょう。