眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療社団法人 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m94

投稿日 2013年12月3日

一日もおろそかならず古暦(虚子)

理事長 廣辻逸郎

歳を重ねる毎に一年が早く過ぎて行きます。皆様はこの一年如何お過ごしでしたでしょうか。眼科は直接生命にどうこうはありませんが失明につながる疾患があります。回復・改善・少なくとも進行せずに経過して頂きたいです。
さて安倍政権の発足で株高・円安で景気が好転し、暮れのボーナスも上がると報じられていますが、一部の人しか恩恵に与っていなくて庶民の財布の紐は相変わらず固いです。先日外出先でお昼にしようと店に入る手前でふと並んでいるお弁当が298円の値札に気づきました。
勿論小型のパック入りですが、何品か詰められて普通のお弁当です。何人もの手を経て作られたこの弁当、これで口銭があるのでしょうか。時間給800円出るだろうか。材料の生産者は幾らで出荷しているのでしょう。食品の流通がスーパーやコンビニで殆ど支配されて会社は黒字でも生産者や従業員は泣かされているのでないでしょうか。
有名レストランやデパートの食材偽装問題も、根底には上からの経費削減の至上命令に料理人が抗しきれなかったのと、食べる側も本物の味を知らないから、店とメニューの名とお値段に釣られて騙されていたのでしょう。偽装すること自体悲しいが、そうしなければ安く提供出来ない世の中もおかしいです。
今年の夏は無茶苦茶暑くて、台風も多く伊豆大島は土石流で沢山の人が犠牲になられました。東南海地震や津波来ないでほしい。
暗い話が続きましたが、9月には2020年東京オリンピック招致が決まりました。現在の中高生から選手が出て日の丸の旗を沢山上げてくれるでしょう。開会式に行けたら最高だが!
今年9月で開院50周年になりました。地域の眼科診療に少しでもお役に立てたでしょうか。通院下さる皆様やバックアップして下さる医師会先生や大病院に心から感謝します。この機会にマンスリーを冊子に纏めました。ご希望の方お申し出で下さい。

健康とは! どうにかならない? ―食品の廃棄- 

TVがシリア難民を報じている。200万を越す難民でその殆どが女性と子ども達である。食べ物を求めて押し合いへしあいの中幼い子供の顔が大写しされている。雨が降ったらテントから雨漏りして、今晩は濡れながら寝なければならないと父親が嘆いている。砂漠の中の難民収容所生活。食べ物だけでなく水も不自由でしょう。シャワーもままならないでどんなにつらいことでしょう。雨露を凌ぐどころか、隙間風さえ入らない家屋で暑さ寒さ知らずに過ごしている私達は戦争も知らずなんと幸せなんでしょう。
そして同じ日、TVは日本の食品廃棄量が年間200~500万トンにも及ぶと。スーパーで賞味期限切れと言う理由でまだ新鮮な野菜など食料品が山と捨てられている映像が出ています。食品の自給率40%を切るという国が平気で、食品を破棄して当然としている映像は私の胸をえぐります。シリヤだけでないあちこちの難民達はこんな状況を目にしたら嘆きどころか怒り狂うでしょう。
食品安全法かなにか規則があって例えば10/1期限だとメーカーは8/1、卸は9/1が期限で廃棄にするらしいです。販売競争が厳しいとは言えなんと無駄なもったいないことを決めているのでしょう。物を粗末にしたりもったいないことをすると罰が当たると私達世代は教えられてきました。
食品を棚から取る時奥の日付けの新しいのを皆さん選ぶようです。わからんでもありません。しかし丹精込めて生産者が作り育て、また工場で精一杯安全管理して出庫した食品を無駄に捨てないで欲しいと願ってやみません。昭和20年終戦前後食べるものがなくて飢じい思いをした時代が再来しないことを願いながら記します。