眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療社団法人 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m42

投稿日 2009年8月1日

新生日本の再興を願って

理事長 廣辻逸郎

7月22日日蝕が見られると国内でも賑わいました。宝塚は部分日蝕の三ヶ月形で当日は雲も多く左程暗くならなかったですが、重慶在住の息子からのメールでは会社も休憩時間を移して全員観察したそうで、重慶では珍しい晴天に皆既日蝕やダイヤモンドリングがみられて神秘的感動的であったと記しておりました。私達習った神代の昔の『天岩戸』物語の古事記時代にも日蝕があったのでしょう。何千年昔から星をはじめ天体を観察し体系付け、暦も作ってきた先人の知恵。その月に人間を運ぶ学問の発達。古代といえ卑弥呼の九州と畿内説の論証も考古学に無知な私も興味を持ちます。ここ掘れワンワンでなく地球の一地点を選び発掘して時代を認証する学問にも敬服します。一片の木材から僅かな誤差で年代を推定出来るとは凄いと思う。
明治初頭日本に来た外国人は異口同音に「日本人は礼儀正しく勤勉で、清潔好きな国民だ」と記しています、寺小屋の時代から読み書き算盤そして礼儀作法は貧富に関係なく教え習得する国民でした。私達世代は教育勅語を再々講堂で頭を下げて聞かされ、低学年から意味も分からぬまま暗誦しました。忠孝や義勇奉公は時代に合わなくても、孝行・家族同胞愛・博愛・恭倹・修学が教育の原点と教わりました。以前にも書きましたが、戦後占領軍は一番に日本の教育と家族制度を改変しました。戦後60年余確実にその効果が出て、国史を知らず、国歌国旗を否定し、日本人の言葉の乱れも顕著です。礼儀に薄く、ただ入試に照準した勉強しかしておりません。連日の家族殺傷事件報道は目を覆いたくなります。
昨秋米国から始まった世界不況も弾が飛んでこない一種の戦争だとある論者が言っていました。米国一辺倒の首相の主導で金儲けに手段を選ばず金の有無で勝組負け組の格差を作り、株主優待と言って非正規労働者を多数作って果ては路上にほおり出されました。偏見もありましょうが、真剣に考えましょう。
東大生の親の殆どが高額所得者だそうです。満たされた生活で高級官僚になった人達で政策が立案施行されることを恐れます。
月末には選挙があります。官僚の力を凌駕して、新生日本を再興する新政権の実現を願っております。

健康とは! 食中毒について

先日丑の日に大阪有名料亭製造のうなぎ弁当で食中毒あったと報道されました。原因はブドウ球菌だそうです。この菌による中毒は菌から毒素を産生して、食後早い時間に発症することが特徴です。他に病原性大腸菌(特に0157)サルモネラビブリオ他多数あります。最近は食品衛生管理が厳しく、食品を扱う人も手袋を使用したりとても厳重にしていても発生します。
年輩の方は記憶されていましょうか、台所の醤油や味噌にカビが生えていました。しかしこのカビは毒でないと平気でした。現在の醤油にカビを見ることはありません。勿論防腐剤等添加剤のせいですが、若い世代はカビがすべて毒物危険と思ってしまわないか不安です。私達は微生物と共存しております。細菌・ビールス・カビ・酵母等。いかに有用利用するか先人が研鑚努力されてその恩恵を受けています。味噌・醤油・ビール・日本酒等。抗生物質も土壌菌の培養から検出されています。
日本で電気冷蔵庫を一般家庭で使うようになったのは昭和30年後半です。それまで氷を使う箱型冷蔵庫は有りましたが、それを持っている家庭はまずありません。ですから食品の保存に種々工夫しました。余ったら捨てる。そんな無駄をする家庭は一軒もありません。その日に食べきる分しか買いません。保存食として干物乾物や燻製塩漬が作られ、火を通した食品で食中毒から守りました。豆腐屋のラッパ。朝取れの鰯は安価な大衆蛋白源でした。
電気冷蔵庫や豊富な冷凍食品の普及で随分と私達の食生活も変わりました。専業主婦も少なくなって、家庭で料理する時間もなくなり、家で魚を料理できる人も減っております。一方食品への安全志向は随分と厳しいです。『美味しくて添加物が少ない食品は生物にとっても繁殖しやすい美味しい環境にある』と言えます。食中毒には十分注意しましょう 。