眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療法人社団 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m139

投稿日 2017年9月1日

明るいニュースに出会いたい

理事長 廣辻逸郎

8月29日Jアラート(全国瞬時警報システム)と共に北朝鮮で発射したミサイルが北海道・東北地方上空を通過するとラジオテレビで放送し、各民間放送もすべてミサイル関係に切り替わり、首相・官房長官・防衛大臣が会見し、ミサイルが襟裳岬東南1180㎞に落下した後も途中北朝鮮の映像を交えながらずーと流されていた。早朝5時58分に発射されて550㎞上空を飛び6時12分には落下したが事故は何も起こらなくてよかった。しかし延々といつまで放送しているのか、こんなことで新幹線を止め、在来線まで止めなければならないのかと思うのは平和ボケでミサイルや戦争の恐ろしさを知らないからだ。戦争の恐ろしさをもっと考えなければということだろう。核爆弾が何時落ちてくるかわからないぐらい緊迫した情勢と受け止めなければならない。
戦後70年以上経っているから戦争や戦後の悲惨な状況を知っている人は少なくなってきた。私も戦地には行かなかったが、地方の小都市で爆撃を受け、大学附属病院近辺に爆弾が落とされ教授が二人爆死され、防空壕に入っていて爆風で数名の看護婦さんが亡くなりました。駅近辺ではこれから出征する赤襷を掛けた人が爆弾を受け、又土砂に埋まった人達を懸命に掘り出して救出した。病院も被害を受けて、急拵えの救護所に運び込まれた負傷者の治療に医学生達も駆り出された。大腿を切断治療された負傷者に驚きは隠せなかった。後日外科の試験問題に『爆傷患者の処置』と出され切断の解答が多かったのか教授に「君達が医師になったら障碍者が一杯になる」とお叱りを受けた。爆撃を受けた日の印象が強く残っていたのだろう。戦中戦後栄養も悪く、入浴もままならず、不潔な生活を余儀なくされて、ちょっとした傷も直ぐ化膿していた。現在の満たされた生活からは想像も出来ない。
ボタン一つ押せば何百キロも先から爆弾が飛んで来る。そして広範囲に犠牲者が出る。戦争は絶対ダメです。相手が傲慢でも隠忍自重しよう。
今年の夏は連日の猛暑に悲鳴を上げた。一方北九州は大雨に大被害を受けて復興もまだまだと暗いニュースが続く。人類の歴史は天災人災の繰り返しではあるが願わくばどうか明るいニュースに出会える日々であって欲しい。

健康とは! 笑顔 

8月初旬兵庫県の西方佐用町のひまわり園に行きました。前日の風雨で大丈夫かなと気にしていましたが当日は天気も回復し、宝塚から2時間半たらずで到着しました。町はひまわりを観光にするためにひまわりの栽培地を少しずつずらして、長期間町内のどこかで満開の花を観光客に楽しんでもらおうと力を入れているそうです。当日も町の人がテントを張って案内していました。以前から一度は行ってみたい見てみたい写真を撮ってみたいと思っていた私も広い野原一面に満開のひまわりに歓声を上げました。何万本のひまわりが同じ方向に向かって大輪の花が迎えてくれます。ひまわりだけに若い人達が目立ちます。勿論子供連れの夫婦やお年寄りも見かけます。スマホ片手に賑やかな歓声を上げている若い女性のグループに声をかけて花の前に立ってもらいました。みんなにこやかにレンズに向いてくれました。大きく引き伸ばしてみると、素敵に笑顔が可愛く、ピースしてくれたり、バックに広がったひまわりの花畑と雲も点在してとても気に入ったのでご覧ください。明るいニュースに出会いたいと願っていましたが身近に出会えました。暗い青春時代を余儀なく過ごした私達の時代に比べて何と恵まれた世代の人達でしょう。同じ会社の同僚達が休日を楽しんでいるのか、同窓生の集まりか知らないけれど。みなさんちょっぴりお洒落をして屈託のない笑顔に癒されます。この笑顔が健康の元になりましょうし、健康だからこの笑顔がこぼれてくると言えましょう。毎日の営み決して平たん安寧ではありませんが、僅かな心掛けが心も体も休まり、健康に繫がります。難しい健康法は必要ありません。ただ戦争のない平和な毎日があってのことと改めて言い添えます。
皆さん笑顔を絶やさずに過ごしましょう。