眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療社団法人 広辻眼科

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広辻眼科マンスリー 第m155

投稿日 2019年1月7日

新しい年・年号の始まり

院長 廣辻徳彦

平成三十一年が始まりました。五月からは平成から新しい年号(元号)に変わるわけですが、四月に新年号が発表されると報道されました。年号は中国の「四書五経」のような漢籍古典に由来するものが多いということですが、これまで南北朝の時代を含めて二百四十七ある年号の中で、わずかに七十二の文字しか使われていません。多い順に「永」の二十九回、「天」、「元」の二十七回、「治」の二十一回、「応」の二十回と続きます。最近の年号では「和」と「正」が十九回ずつ、「平」が十二回、「明」が七回、「大」が六回で、「成」と「昭」は一回ずつという回数です。西暦と違って年号には「時代」を感じさせるような意味があるように思います。「大正」はすでに九十年以上前なのですが、「大正ロマン」という言葉はいまだになんとなくハイカラな響きを持っています。もちろんそれは相対的なものなので、私が思うその時代の印象は、後の世代と同じものではありません。今や「昭和の生まれ」といえばすでに三十歳以上、三十歳という年齢は私からいえばまだ若手ですが、平成二桁生まれから見ればきっと「おじさん、おばさん」世代なのかもしれません。
平成を振り返って、自分にとって何が一番の出来事だったかといえば、やはり阪神淡路大震災が思い出されます。地下鉄サリン事件や東日本大震災よりも身近に起こった事象である分、印象深い気がするのでしょう。子供と離れて当時勤務していた病院に一週間ほど泊まり込んだ事も、今となっては思い出です。このような大きな経験をしているのに、昨年の大阪の地震や台風や大雨災害で、日頃からの備えが十分でなかったことに改めて反省もしました。今一度、災害などへの備えを確認しておきたいものです。平成が始まった時、私は研修医でした。約二十年間病院と大学で研鑽を積み、それからこの宝塚で働いています。平成一桁生まれの子供たちは、この三月に下の子も社会に出ます(まだ予定ですが)。人生を九十年とすれば、いつまで生きるかは分かりませんが、ちょうど真ん中の時代が平成だったわけです。あとで振り返ることがあれば、ちょうど良い区切りの時代になりそうです。皆様にとって平成はどのような時代でしたでしょう。そして、今年から始まる新しい年号が平和な良い時代になることを祈ってやみません。

健康とは!

毎年、年末年始はスポーツイベントが満載です。サッカーやラグビー、駅伝、アメリカンフットボールなど、ついテレビに見入ってしまいます。自分が学生時代にラグビーをしていたこともあり、しかもその時期は大学では同志社大、社会人では新日鉄釜石や神戸製鋼が大会を連覇していて、ラグビー人気が最盛期だった時代でした。今年は日本でラグビーW杯が開催されます。4年前の大会で日本が南アフリカに奇跡の勝利を収めて以来、人気が再興する兆しもあります。先日は関西の天理大学が帝京大学の大学選手権10連覇を阻む素晴らしい試合を見せてくれました。今から秋のW杯を楽しみにしています。
さて、正月の大会に出るほどではなくても、健康のためには日々身体を動かしておきたいところです。わざわざトレーニングジムに通わなくても、「毎日1万歩」と言うのがある程度の目安になるのかもしれません。ところが、持続した運動するのはそれほど容易ではなく、日々仕事をしている中では歩く時間を作ることすら難しいのが実際です。通勤している人ならおそらく毎日数千歩は歩いていますが、それにあと何千歩かをプラスするのは、いうほど簡単ではありません。私たちは生きているだけで基礎代謝という形でカロリーを消費しています。例えば私の年齢と身長・体重ならハリス・ベネディクト方程式(改良版)という式で計算すると約1,600カロリーを日々消費します。基礎代謝の多くは筋肉量に依存しているので、同じ体重でも筋肉質の人と肥満体型の人では基礎代謝で消費されるカロリーに大きな差が出ます。単純に考えれば、基礎代謝以上のカロリーを摂取する(=食べる)と、生活の中でそれを消費する活動や運動ができないと余った分のカロリーが蓄積してしまいます。同じように1万歩を歩いても、若くて筋肉量が多い時期は基礎代謝が多いために効果が出やすく、年齢が上がると筋肉量が少なくなるため効果が出にくいということになります。歩数の多寡だけでなく、最近流行りの筋肉体操などを取り入れて、筋肉量を増やすのが健康維持に役立ちそうです。せっかく新しい年が始まったわけですから、少しずつ身体を動かすして筋肉量も健康もアップさせたいものです。