眼の健康とコンタクトレンズの専門医 医療社団法人 広辻眼科

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眼の病気 No.e39

投稿日 2011年3月1日

花粉症について その2

院長 廣辻徳彦

今年はかなり厳しい(昨年の5~10倍!!)といわれているスギ花粉症ですが、2月の時点ではまだ被害は少なめの様子です。おそらく3月には症状の出る方が増えるでしょうが、今回も花粉の飛散時期の情報なども含めて対策などを書いてみます(一部前回と内容が重なります)。
花粉症というのはいろいろな植物の花粉に対する季節性のアレルギー反応のことで、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎などを引き起こします。家庭内のほこり(ハウスダスト)、ダニの死骸や殻などが原因となる通年性アレルギーと一緒に起こる場合も多いとされています。日本においては人口の約3割が花粉症であるという推計があり、数にすると実に1800~2300万人にものぼります。おもな花粉の飛散時期をカレンダーにまとめた表があります(第一三共株式会社HPより)。

花粉症について

小さな字で申し訳ありません。この表は近畿地方での飛散時期をまとめたものです。花粉といってもかなりたくさんの種類があることに気づかれることでしょう。スギだけでなく、ヒノキ、マツも花粉症の原因になりますし、イネ科の植物やヨモギやブタクサ、この表にはないアキノキリンソウ(セイタカアワダチソウ)などの雑草も原因となります。六甲山周辺ではヤシャブシが原因になることも知られています。3月から5月にかけて集中していますが、真冬を除いて常に何かの花粉が飛んでいるといってもよい状態です。
花粉症の方が今からでもできる花粉症対策には、花粉のブロックと対症的でしかありませんが効果的な薬の使用ということになるでしょう。
花粉のブロックには単なる伊達メガネだけでも効果的ですし、ゴーグルのようなメガネも販売されています。コンタクトレンズはなるべく装用しないでください。鼻炎にはマスクも効果的ですし、鼻の周囲に塗って花粉の侵入を防ぐ薬も市販されています。スギ花粉症の方は、そろそろ薬を使用し始めるのがよいでしょう。花粉が飛んでいる時期は、かゆくない時にも使い続けることが大事です。点眼薬、点鼻薬、内服薬を上手に組み合わせて使うことために、病院でよくご相談ください。
自分がどんな花粉に反応しているのかわからない場合には、血液中の花粉などに対する抗体を測ればアレルギーの原因が判明することもあります。スギやヒノキ、ダニや動物の毛などに対する抗体があるかどうかを調べる方法です。すべての原因がわかるわけではありませんが、検査で抗原物質が分かればそれをできるだけ避けるためのより具体的な対策も考えられます。
花粉症は本当に不快です。薬の処方や検査についてもわからないことはご質問ください。