ピカピカの一年生

理事長　廣辻逸郎

もうずいぶん昔ＴＶで『ピカピカの一年生』というＣＭがはやりました。４月は矢張り新しいランドセルを背負った１年生がよく似合います。でも現在は秋頃に売り出されてそれも随分と高価です。いくら高くても財布はおじいちゃんかおばあちゃんが出してくれるからお値段は気にしなくてよいそうで今の子どもは財布が６つあると言われます。そのランドセルの品質が良いと外国人も買って帰るそうで、今年は中国からの観光客の爆買がニュースで賑わっています。食品・薬品・化粧品等どころか大きくて重い温水便器・炊飯器を何個も買います。乳児ミルク・おむつが品切れになるほど売れて製造元もホクホク。中国だけでなく人口の多いインドにも早く売れるようになったらいいのにと思います。
戦後アメリカでワンダラー（ドル）の安物粗悪品と扱われた日本製品が衣料品だけでなく食品から工業製品まで世界中に認められて本当に誇らしい事です。和食が世界遺産になりました。
これだけ安全快適に生活出来て寿命が延びて当然で有難い事です。ハード面だけでなくソフト面から見ても毎日の生活が随分と変りました。会社員のお父さんが出社する前に「ハンカチ定期財布持った？」と奥さんに確かめられたのが現在は「携帯持った？」です。財布がなくても携帯で全部用が足せます。携帯と言わずスマホです。買物も飛行機の予約もナビもしてくれるそうです。そうですと言ったのは悔しいけれど私はスマホを使いこなす自信がなくガラケーで電話だけ利用しています。
平和な時代これから文化面で文学・音楽・芸術あらゆる方面で画期的な仕事が見られましょう。
４月からピカピカの一年生社会人の人達もスマホを持ってバリバリと仕事をしてください。

健康とは！　健康食品の規制緩和について

４月１日から健康食品の機能性表示が変更されます。機能性表示とは体にどのように良いかを表す表示のことで、食品の持つ栄養機能のうちその食品がどのような働きをするかを商品に表示したり広告でアピールすることが出来るようになりました。アベノミクス戦略の一つでもあります。
今までは健康食品は薬品でないため機能性をうたうことは薬事法違反になって出来なかったのがその規制を緩める方向になりました。サプリメントだけでなく農産物も含まれて含有成分の有用性が確かだと機能性表示が認められます。この玉ねぎは肝臓機能を強くします。というように。
そもそも米国は規制が緩くて、企業の責任で効果を表示することが出来て、規制の厳しい日本への輸出が難しかったのが今回の日本の規制緩和で大量に入ってくることでしょう。
ただネットで調べてみると，2012年調査した127の健康食品でどのような根拠で機能をうたったか書かれた論文のほとんどに科学的裏付が不十分であったとの報告があります。
最近は有名な食品・薬品・化粧品・菓子メーカーも健康食品を売り出しています。有名会社だけに信頼性も高く宣伝上手で売り上げも増えましょう。
健康志向が強く、経済的に余裕もある方だけでなく沢山の方が健康食品を利用され、またこれから購入する方が増えましょう。薬品すら厳しい基礎・臨床実験を経て論文査定を受けても間違いが起こっています。国の検査でなく会社の届出だけで表示が許可される今回の規制緩和に広告に惑わされることなく健康商品を選んでください。