東京オリンピック

理事長　廣辻逸郎

２０２０年７年後に５６年ぶりに東京オリンピックが開催されることが決まりました。プレゼンテーションでの『お　も　て　な　し』や首相の汚染水に対する明快な言明も日本への票に繋がったのでしょう。いずれにしても明るいニュースに日本中が沸きました。
「オリンピックは勝つことより参加することに意味がある」と言っていたのは昔のこと、どれだけ金メダルを取るか要求される時代ですから選手達も肩の荷が重いことです。高齢の私にはリニアモーターカーは無理でも東京オリンピックはと欲張っています。
一〇月一○日は目の形から目の愛護デーにされていましたが前の東京オリンピックの後からこの日は『体育の日』と祝日になりました。（現在は十月第二月曜日）開催当日は前日までの雨がからりと晴れ上がってどの国も整列しての入場行進は今も目に焼き付いています。
９月はその他にＴＶで朝ドラの『あまちゃん』と日曜夜の『半沢直樹』が高視聴率で話題を呼びました。ヒロインの笑顔や演技だけでなく宮藤官九郎の脚本と音楽が素敵でした。「じぇじぇ」は面白いが「倍返し」のセリフは余り好きではありません。でもあれだけ社会の話題になったのですから、銀行員だけでなくサラリーマンやその家族には胸に響くものがあったのでしょう。ＴＶでは『八重の桜』の綾瀬はるか他どの俳優も好演で戊辰戦争以後同志社の設立。残り３カ月日本赤十字等興味深々です。９月３０日から『ごちそうさん』が始まりました。楽しみです。
昨年べストセラーになった『海賊と呼ばれた男』は出光さんの国のため社会のため儲けを考えずに石油輸入に全力奮闘の記録に一気に読み進んだので、会社勤めの息子に勧めたところ必ずしも私とは同意見でない別の見方をした感想を答えました。原油のＡＢＣＤライン封鎖で第２次世界大戦に突入していった時代に直面した世代と違って当然でしょう。
ともあれ十月はスポーツ・読書の秋です。楽しみ学びましょう。

健康とは　！スポーツと健康

大学卒業後に療養生活を送ったせいもあってアウトドアの運動をせず、ゴルフにも縁がなくて余りスポーツについて語る資格はありませんが、生理学で『スポーツ心臓』の講義を思い出しました。激しいスポーツを持続していると心臓特に左心室が肥大し、徐脈や心電図の変化が現れるということです。普通１分間に60～100の心拍数が４０以下にもなります。激しい運動に対応するよう筋繊維が肥大し全身血液の循環を保ちます。マラソンや自転車競技の選手に多いです。マラソン選手は態々高地の酸素の薄い所を走って血液の酸素補給の適応を訓練するなど世界一になるのにはどれだけ凄い訓練忍耐が必要か教えられます。選手が42㎞走って平気な顔で報道陣に対応している姿に驚きます。
日本でも各地のマラソン大会が盛んで抽選漏れで走れない人も沢山います。猪瀬知事もジョギングされている姿がＴＶに出ていますが、走れない私は、あまり無理しないでと言いたくなります。みんな健康のためにスポーツをすると仰います。基本的な正しい指導が必要でしょう。
スポーツをしている人の表情は明るくて汗一杯の顔は魅力的です。健康そのものです。
私は朝6時半からのラジオ体操をしています。正味7～8分ですが全身の筋肉をほぐす手軽で理に合った運動です。ＴＶのラジオ体操では座った状態でも体操をしています。
スポーツ必ずしも長命に繋がりませんが、全身の筋肉をほぐし、血流を促進し、リフレシュした感覚で仕事や勉強に励みましょう。
紫外線も気になりますが、澄み切った青空からの陽光が貴方を待っています。